待望のCD全集:『赤い鳥 コンプリート・コレクション 1969-1974』発売
アルファミュージック/ソニー
 かつてのフォーク・ブームの中で、幅広いレパートリーと洗練されたハーモニーで一時代を築いた「赤い鳥」のコンプリートが2月に発売される。
 赤い鳥は60年代の末に兵庫県で結成されたグループで、それ以前、リーダーの後藤悦治郎は英語のカバー曲を得意としたグループで活動していた。このような洋楽的、しかも都会的なセンスが赤い鳥の下敷きにあったからこそ、「竹田の子守唄」や「翼をください」などの不朽の名作が生まれたと言ってもいいだろう。
 美しいボーカルを聞かせる2人の女性、これにからむ男性3人。アコースティック・サウンドを基調とした赤い鳥は、70年代初頭に大人気を獲得したのち、その後の日本を代表するドラマー、村上“ポンタ”秀一らを擁するフォーク・ロック・バンドへと発展する。赤い鳥の活動は70年代前半で終わってしまうが、彼らが歩んだ道は、その後の日本のポップ・ミュージックの指針ともなったのだった。
 今回の全集には、赤い鳥の原点である「竹田の子守唄」が、インディーズ時代からもふくめた8バージョンすべてが収録されているのも画期的であり、歌と表現の自由、そして人権についても考えさせられる貴重な作品となった。
 2003年2月19日  遂に発売決定!!
 ハイ・ファイ・セットと紙ふうせんを生んだ伝説のソフト・ロック・コーラスグループ

『赤い鳥 コンプリート・コレクション 1969-1974』(ソニー MHCL215-226)

「竹田の子守唄」「翼をください」ほか全161曲収録のCD12枚組BOXセット
 アルバム『FLY WITH THE RED BIRDS』『RED BIRDS』『WHAT A BEAUTIFUL WORLD』『竹田の子守唄』『スタジオ・ライブ』『パーティー』『美しい星』『祈り』『ミリオン・ピープル(2枚組)』『書簡集』の11枚と、アルバム未収録のシングル+未発表+コンテスト(ライト・ミュージック・コンテスト、世界歌謡祭)、TV(NHK「みんなのうた」)、CM(コカコーラ、日産、旭化成ほか)音源など29曲収録のレア・トラックス1枚の合計12枚。

解説 土龍団、藤田正  メンバーインタビュー付

定価 \15,750(税込)    
*プレス・シート(ソニー・ミュージックハウス GT music)から*
 
Amazon.co.jp−CD『赤い鳥 コンプリート・コレクション』
GT music-CD『赤い鳥 コンプリート・コレクション』
http://www.egstreet.com/music/gtmusic/akaitori.shtml

( 2003/01/23 )

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