レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン『レネゲイズ』
     ソニー SRCS2407
 反体制のメッセージをその轟音とラップ&ボーカルで投げつけるレイジが、突然のように発売したアルバム。しかもすべてがカバー曲で、アルバム発売の直前にリード・ボーカルのザックが脱退を発表するという、話題が重なった作品である。
「Microphone Fiend」がエリック・B&ラキーム、「Kick Out The James」が MC5、「Renegades Of Funk」がアフリカ・バンバーター&ザ・ソウル・ソニック・フォース、「Beautiful World」がDevo、「I'm Housin」がEPMDと、ラップ、パンクほかゴチャマゼのようだが、現代社会に大きな疑問を持つレイジが、音楽に何を求めてきたかという点から曲目を眺めると納得がいく。
 ロックの古典的名作とも言えるローリング・ストーンズの「Street Fighting Man」や、ボブ・ディランの「Maggie's Farm」などにも、かなりのデフォルメが加えられ、時に原曲の面影すらなくなっている。
 しかし、これが素晴らしい。名曲を博物館に置くのではなく、現代の「混沌」という名の路上に放り出した彼らの潔(いさぎよ)さは、ザック以下、きりりと締まった歌と演奏にはっきりと表われている。輸入盤も含め、全14曲入り。
 

( 2000/12/21 )

古謝美佐子8年ぶりの新作『廻る命』
マンボラマTokyo推薦:名作登場!フアン・ルイス・グエラの新作『Llave de Mi Corazon』
反ブッシュでグラミー受賞のカントリー3人組:『テイキング・ザ・ロング・ウェイ/ディキシー・チックス』
「マンボラマToyko」推薦CD:R.バレット、ブーガルー期の代表作『アシッド』
明るいエイズ・ソング「ディマクコンダ」by山田耕平
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョニー・パチェーコ『ア・マン・アンド・ヒズ・ミュージック エル・マエストロ』
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョー・バターンのアルバムが続々
マンボラマTokyo推薦CD:エディ・パルミエリ/アット・ザ・ユニヴァーシティ・オブ・プエルト・リコ
10年ぶりの名録音:大城美佐子/唄ウムイ
「マンボラマToyko」推薦CD:エディ・パルミエリの傑作4点、ついに発売!
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョー・クーバ『バン・バン・プッシュ・プッシュ・プッシュ』
「マンボラマToyko」推薦CD:『シエンブラ』ライナーpt.2
世にも奇妙なな日本歌謡アルバム:桃梨の『MMNS歌謡祭』
最新ソカの超ハイパーぶり:『HEMO+MOOFIRE presents SOCA SOCA SOCA volume2』
面白半分、マジ半分なんす…アウトキャストの『アイドルワイルド』
シンプルに徹して『ゲーム・セオリー/ザ・ルーツ』
横浜ローカルの国際性?『GALAXY/クレイジー・ケン・バンド』
マンボラマTokyo推薦CD:ティト・ロドリーゲス/ライブ・アット・バードランド
10年も待たせての…『タイム・トゥ・ラヴ/スティーヴィ・ワンダー』
1967年のレイ・バレット、『ラティーノ・コン・ソウル』
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン『レネゲイズ』
分裂したRage Against the Machineに新歌手が
近づく戦争の足音/史上最大のチャリティ番組と全曲放送禁止
表紙へ戻る