ローリン・ヒルの待望の新作はライブ『MTVアンプラグド』
SICP135〜6
 1998年の『ミスエデュケーション』(ソニー)から4年ぶりとなるローリン・ヒルの新作が完成した。フージーズから独立後、2枚目となるソロ・アルバムは「アンプラグド」もの(収録は2001年の夏)。この秋に発売されるスタジオ盤に先駆けての作品だが、ギター1本で歌うその姿はエネルギッシュで力強さに溢れている。
 2枚組『MTVアンプラグド』の発売は、2002年5月9日。
 新作のプレス・キットから、ライブ当夜の彼女の発言の一部を紹介する。

 週末フロリダに行ったんだけど、その時に子供達をディズニー・ワールドに連れて行ったの。私たちは特別なツアーに入ったから、園内の裏側を通らせてくれたの。スタッフが一生懸命働いている姿や、普段見ているピカピカにきれいな園内とは全くちがった、散らかっていて汚い裏の世界も見る事が出来たのよ。それを見て私は言ったわ。「人はこういう現実も見る必要があるわ。スタッフがどれだけ汗を流してこの幻想を生み出しているかを見る必要があるわ」ってね。
 自分の人生を見ている気分だったの。「どんなに音楽の世界が厳しいか、みんなは知らない」って思ったわ。何人ものミュージシャンが集まっていかにも「音楽は簡単に出来るもの」みたいに見せるけど、それにどんな意味があるのかしら? 「この曲はアッという間に出来たのよ!」(笑い)ってみんなには見せるけど、実はもの凄い努力をしているのよ。もの凄いね! 
 毎朝ベッドから起きた瞬間からこんな姿をしていると思う? そんな人誰もいないわ! 誰もね! 誰もね! 誰もね! 真実はいいことよ。だってそうすればみんな息を思いっきり吐き出せるし、一生懸命引っ込めているお腹を突き出してのんびり出来るのよ。でも私が「正直にいこうよ」って言うと人は怒るの。いい事だと思うんだけど。「あら! あなたもお腹が出ているのね!」って言えるのは解放感よ! でもみんな格好良くありたいのよね。楽しくもないんだけど。
 私は長いこと偽りを続けてきたわ。長すぎたわよ。
(おわり)
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( 2002/04/12 )

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