サザン・オールスターズの原由子が、オリジナル盤としては4枚目となるソロ『東京タムレ』(ビクター)をリリースする(2002年3月13日)。
今回は、60年代から70年代初頭の日本のヒット曲のカバー・アルバムで、いしだあゆみ「太陽は泣いている」(68年)、「愛のさざなみ」(島倉千代子、68年)、「私と私」(ザ・ピーナッツ、62年)と、演歌、ポップス〜GS関係なく選曲がされた注目盤だ。
橋幸夫と吉永小百合のデュエットで知られる「いつでも夢を」は、桑田佳祐との共演。
以下は、原由子のメッセージ(プレス・リリースから)
子供の頃テレビやラジオから流れ、何気なく聴き親しんでいた歌謡曲が、大人になって聴いてみたら、少し違った印象で、新鮮に私の胸に響きました。また、当時は幼すぎて認識していなかった名曲が沢山ある事も知りました。ちょっとおすまししていて、切なくて、それでいてどこか面白い愛すべき名曲の数々。1960年代はそんなお宝の山でした。今回のレコーディングでは、そんなお宝の中から特に心に残った曲を、私なりの味付けで楽しんで歌わせて頂き、名曲というのは、時を越えて生き続けていくものなのだなあと、改めて感じました。1960年代を体験された方達、また全く体験されていない方達にも、古い曲、新しい曲といった先入観を取り払って、聴いて頂ければ嬉しいです。
原由子