ワールド・ミュージックを紹介し続ける英BBC・ラジオ３が、2002年の年明けに、第１回目となる「ワールド・ミュージック賞」を発表した。
　ロマ民族（ジプシー）の音楽一座として日本でもファンの多い、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスや、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで一躍有名になったキューバのカチャイート・ロペスらが選ばれている。
　BBC・ラジオ３の「ワールド・ミュージック賞」は、Womex (The Worldwide Music Expo)の評議員によって選ばれたもので、新人ミュージシャンとしてスシーラ・ラーマン（イギリス）が、革新的ミュージシャンとしてフランスのマヌ・チャオが、受賞している。
　スシーラ・ラーマンはロンドン生まれの女性で両親は南インドの出身。デビュー盤の『ソルト・レイン』で注目された。
　マヌ・チャオは元マノ・ネグラのリーダーだった人物。
　音楽の垣根を越えるミュージシャンとして選ばれたニティン・ソーニーは、インド系イギリス人で2001年に初来日した。

　写真は、タラフの『バンド・オブ・ジプシーズ』。

スシーラ・ラーマン Susheela Raman (UK): Newcomer
マヌ・チャオ Manu Chao (France): Innovator
ニティン・ソーニー Nitin Sawhney (UK/Various): Boundary Crossing
オルランド・カチャイート・ロペス Orlando 'Cachaito' Lopez (Cuba): Americas (including the Caribbean)
タラフ・ドゥ・ハイドゥークス Taraf de Haidouks (Romania): Europe/Middle East
ジェリマディ・トゥンカラ Djelimady Tounkara (Mali): Africa
ヤトハ Yat-Kha (Tuval): Asia/Pacific

　写真は、スシーラ・ラーマンの『ソルト・レイン』。
　

関連サイト：

Manu Chaoホームページ http://www.manuchaousa.com/
Nitin Sawhneyホームページ http://www.nitinsawhney.com/
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Amazon.co.jp−タラフ・ドゥ・ハイドゥークス『バンド・オブ・ジプシーズ』