第2回ラテン・グラミー受賞者、ようやく発表される
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第2回ラテン・グラミー賞」の受賞者が、ようやく発表された。
 同賞は、盛大な受賞式が米・同時多発テロの当夜に予定されていたために無期延期となり、その前は、キューバからのミュージシャンの参加に反対する抗議運動によって会場をマイアミからロサンゼルスに移すという2度のトラブルが重なっていた。
 発表は、2001年10月30日、ロサンゼルスの「ザ・コンガ・ルーム」でイベントの規模を縮小しておこななわれた。
「レコード・オブ・ジ・イヤー」(ベスト・ソング賞)は、スペインのアレハンドロ・サンス「エル・アルマ・アル・アイレ」(WEA Int'l/写真)に。サンスはこの歌でソング・ライター賞も獲得。
 サンスの同名のアルバムは「アルバム・オブ・ジ・イヤー」と「ベスト・メイル・ポップ・ボーカル・アルバム」に選ばれた。
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 注目の受賞者は、以下のとおり。

 新人賞には、コロンビアのロック・バンド、Ekhymosis出身のシンガー、フアネスが。
「ベスト・フィーメイル・ポップ・アルバム」には、クリスティーナ・アギレラの『ミ・レフレーホ』(BMGファンハウス)。

「ベスト・サルサ・アルバム」にはティト・プエンテ最後の作品となった『オブラ・マエストラ/Tito Puente & Eddie Palmieri』(RMM/写真)。
「ベスト・メレンゲ・アルバム」には、チチ・ペラルタの『...デ・ブエルタ・アル・バリオ』(Caiman)。
「ベストトラディショナル・トルピカル・アルバム」には、ラテン系賞獲りレースの常連、セリア・クルースの『シエンプレ・ビビレー』(Sony Discos)。
「ベスト・フォーク・アルバム」には、エル・オールスターズ・デ・ラ・ルンバ・クバーナによるアフロ・キューバンの名作『ラ・ルンバ・ソイ・ヨ』(BIS Music)が選ばれた。
Latin Grammy Awards
 ブラジル音楽では、「ベスト・コンテンポラリー・ポップ・アルバム」として、マリーザ・モンチの『Memorias, Cronicas E Declaracoes De Amor』(EMI Music Brasil)が。
「ベスト・サンバ/パゴージ・アルバム」として、Zeca Pagodinhoの『Agua Da Minha Sede』(Mercury/Universal Music)が。
「ベスト・MPB・アルバム」には、カエターノ・ベローゾの『Noites Do Norte』(Mercury)。
「ベスト・ブラジリアン・ルーツ・アルバム」として、ジルベルト・ジルの『As Cancoes De Eu, Tu, Eles (Music From The Film: Me You Them)』(WEA Music Brazil)が選ばれている。
(写真は、受賞会場に集まったミュージシャンたち)
 
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( 2001/10/31 )

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