「ベサメ・ムーチョ」の作者、コンスエロ・ベラスケスさんが亡くなる
Sony Music
 メキシカン・ボレーロのスタンダードとして知られる「ベサメ・ムーチョ」を作ったピアニスト、コンスエロ・ベラスケスさんが、2005年1月22日に亡くなった。83歳。昨年の11月、肋骨を折り入院生活を送っていたが、死因は心臓疾患と発表されている。
 彼女はメキシコRCAビクターの社長と結婚したため、音楽家としての活動は少ない。
 彼女にはほかに「カチート」などのヒットもあるものの、何より「ベサメ・ムーチョ」の名前が大きい。「ベサメ…」は、1941年に作詞作曲され、スウィング時代のアメリカに紹介されたくさんのバンド/歌手にカバーされることとなった。
 日本では戦後、黒木曜子が最初に歌い、さらにトリオ・ロス・パンチョスの歌声によって全国を席捲した。それは、チビッコたちもこの歌の題名が「たくさんキスして」という意味であることを知り、「ベーサーメー」と悩ましく歌っていたほどの浸透ぶりだった。パンチョスはこの歌や、「ソラメンテ・ウナ・ベス」などのロマンティックなラテン・ヒットを紹介することで、サルサ期以前のラテンのトップ・グループの一つとなった。
(ただし「ベサメ…」は、病によって死期が迫った友人の男性が、その妻にむかって訴えた言葉が曲想のきっかけになっており、歌詞も単なるラブ・ソングを越えた濃密度がある)。

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( 2005/01/24 )

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コンスエロ・ベラスケス
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